職員の処遇改善に関する取組について

あんハート訪問看護ステーションでは、職員が安心していきいきと働ける職場をつくるため、介護職員等処遇改善加算を活用した賃金改善と、職場環境の改善に取り組んでいます。その内容を以下のとおり公表します。

1. 処遇改善加算の算定状況

事業所名あんハート訪問看護ステーション(事業所番号 2761390463)
法人名あんハート株式会社
算定している加算介護職員等処遇改善加算(訪問看護/加算率 1.8%)
算定開始令和8年6月サービス提供分から
対象期間令和8年6月1日 〜 令和9年3月31日

賃金改善は、一時的な手当ではなく基本給の引き上げ(ベースアップ)を基本として実施しています。あわせて、医療保険の訪問看護ベースアップ評価料(Ⅰ)についても令和8年6月から算定し、同様に基本給の引き上げに充てています。

2. 賃金改善以外に取り組んでいる処遇改善の内容

厚生労働省が定める「職場環境等要件」28項目のうち、当ステーションが実施している18項目と、その具体的な取組内容は次のとおりです。

区分1 入職促進に向けた取組

①法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を明文化し、運営規程(第1条 事業の目的/第2条 運営方針)および重要事項説明書に反映しています。入職時のオリエンテーションで全職員に説明し、日々のカンファレンスでも繰り返し共有しています。

③他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築

看護師資格をお持ちであれば、年齢・経歴を問わず採用しています。他産業での知識や経験はそれぞれの強みとして活かしていただきます。子育て世代・主婦層からの応募も積極的に受け入れ、副業も奨励しています。

区分2 資質の向上やキャリアアップに向けた支援

⑤より専門性の高い技術を習得しようとする者に対する研修の受講支援等

管理者が業務上必要と認めた外部研修(大阪府訪問看護ステーション協会主催研修、特定行為関連研修等)について、参加費を法人が負担し、受講時間を勤務時間として扱います。受講中の訪問はシフト調整により他職員が代替します。

⑦エルダー・メンター(仕事やメンタル面のサポート等をする担当者)制度等の導入

管理者が全職員のサポート担当として、年2回以上のキャリア面談を実施しています。業務上の悩みだけでなく、将来設計・家族設計を踏まえた働き方の相談にも応じています。

区分3 両立支援・多様な働き方の推進

⑨子育てや家族の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実

就業規則に、年次有給休暇・産前産後休業・母性健康管理休暇・慶弔休暇を定めています。育児・介護休業法に基づく育児休業(出生時育児休業を含む)および介護休業の取扱いも明記しています。

⑩職員の事情に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、非正規職員から正規職員への転換制度の整備

直行直帰、時短勤務、短時間正社員制度を導入しています。契約社員から正社員への転換ルートを整備しており、実際に転換の実績があります。

⑪有給休暇を取得しやすい雰囲気・意識づくりのため、具体的な取得目標を定めた上で取得状況を定期的に確認している

年間付与日数の50%以上の取得を目標として設定しています。管理者が毎月取得状況を確認し、取得が進んでいない職員には声かけと取得計画の作成を促しています。

⑫有給休暇の取得促進のため、情報共有や複数担当制等により、業務の属人化・業務配分の偏りを解消している

利用者ごとに主担当看護師を置きつつ、電子カルテ上で全職員が利用者情報を共有できる体制としています。主担当が休暇中でも他の職員が訪問・対応できるため、休暇を取りやすい体制になっています。

区分4 腰痛を含む心身の健康管理

⑬業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等、相談体制の充実

管理者がメンタルヘルスを含む相談窓口を担い、電話・対面・チャットのいずれでも随時相談を受けられる体制としています。就業規則および重要事項説明書に明記しています。

⑭短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェック等、健康管理対策の実施

短時間勤務者を含む全職員を対象に、年1回の健康診断を実施しています。ストレスチェックについては令和8年度中の実施に向けて準備を進めています。

⑯事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備

運営規程 第11条(衛生管理・感染対策)、第12条(緊急時等における対応方法)、第13条(苦情処理)に対応体制を定めています。あわせて、事故対応・感染症対応・苦情対応の各手順書と、業務継続計画(BCP:感染症編・自然災害編)を整備しています。

区分5 生産性向上(業務改善及び働く環境改善)のための取組

⑱現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施している

毎日の申し送りとケースカンファレンスで訪問業務の困りごとを抽出・共有し、その都度改善策を検討・実施しています。令和8年度からは課題管理シートを用いて、課題と改善策を四半期ごとに整理する仕組みを運用しています。

⑳業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減

介護ソフトの操作手順書を整備し、経過記録・看護計画書・月次報告書等の様式はテンプレート化して職員間で統一運用しています。

㉑介護ソフト(記録・情報共有・請求業務の転記が不要なもの)、情報端末の導入

記録から請求までが一体化された介護ソフトを導入し、転記作業をなくしています。タブレット・スマートフォンを職員へ貸与し、訪問先から直接記録できる環境を整えています。

㉒インカム等の職員間の連絡調整の迅速化に資するICT機器(ビジネスチャットツールを含む)の導入

ビジネスチャットツールを導入し、全職員が参加するグループで日々の業務連絡を行っています。利用者の個人情報を含む情報共有は介護ソフト側に一元化し、情報管理を分離しています。

区分6 やりがい・働きがいの醸成

㉕ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による、個々の職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善

毎日の申し送りと、ケースごとのカンファレンスで職員の気づきを共有し、勤務環境やケア内容の改善に反映しています。

㉗利用者本位のケア方針など、介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供

カンファレンスや新人オリエンテーションを通じて、運営規程・法人理念・利用者本位のケアの考え方を共有しています。事例検討の場も継続的に設けています。

㉘ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供

良かったケアの事例や、利用者・ご家族からいただいた感謝の言葉は、申し送りやカンファレンスの場で全員に共有し、職員のやりがい向上につなげています。

公表日:2026年9月9日
あんハート株式会社 あんハート訪問看護ステーション